社会医療法人 平和会 吉田病院

あけましておめでとうございます。

　かつて「一億総中流」という意識を持った時代から格差社会が進み、
少数の富裕層と拡大した困窮者を抱えているのが現在の日本です。コロ
ナ禍の時代はさらにこれを拡大しています。
　1961年に始まった国民皆保険を何とか維持してゆき人権としての医療
と介護を続けてゆけるよう医療介護に携わる方も患者・利用者にも知恵や
工夫がさらに必要となる時代になったと思います。　

　経済面だけでなく人のつながりが希薄化し困窮者が増えてゆく時代・地
域に平和会吉田病院が取り組む方向について私は以下のように考えてます。

• １．精神科と身体科を併せ持つ病院の特質を生かし地域の急性期医療に積極的に取り組む。
• ２．入院から自宅や施設療養までシームレスな連携を作ってゆく。
• ３．困窮者が増えてゆく情勢に合わせ医療を受けづらい人がかかりやすい医療機関になる。
• ４．高齢者が増えてゆく地域の砦となりたい。

　　本年も宜しくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平和会吉田病院　院長　三木　隆